内閣総理大臣
石破 茂
第37回東京国際映画祭が盛大に開催されますことを、お慶び申し上げます。
東京国際映画祭が、日本の映画産業、映画文化を牽引し、長きにわたって発展を続けてきたことは、これまで関わってこられた映画人、映画に関わるあらゆる皆様のご尽力の賜物であり、心より敬意を表します。
本年8月7日、日本とイタリアの間で映画に関する共同製作協定が発効されました。今回の映画祭でも、イタリアの映画監督特集が予定されており、この協定を機に、円滑な共同製作が進むとともに、両国の映画人の皆様の交流が促進され、素晴らしい映画が生まれることを楽しみにしています。
また、今回は映画業界における女性の活躍に視点を当てたウィメンズ・エンパワーメント部門も新設されます。国際潮流に沿った部門が新設され、より多くの方にスポットが集まることを期待しております。
東京国際映画祭が、世界中から優れた映画が集まるアジアを代表する国際映画祭として、そして、日本文化の魅力を世界に向けて力強く発信する祭典として、これからも更に発展してくことを祈念しております。
第37回東京国際映画祭の成功と、日本の映画産業がますます発展することを心より祈念いたしまして、私からの祝辞とさせていただきます。
内閣総理大臣
石破 茂
経済産業大臣
武藤 容治
今年で第37回目を迎える東京国際映画祭が盛大に開催されることを、心よりお慶び申し上げます。
37回目を迎える今年も、アジアを代表する映画の祭典として、欧米からアジアまで世界で知られる著名な監督や新進気鋭の若手監督の作品が上映され、様々な才能との出会いが実現します。
日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区を中心に、都内各所の劇場やホールで開催される東京国際映画祭。映像としての映画を超え、新たな文化や新たな産業とのつながりが生み出されることを期待しております。
アメリカで開催された第96回アカデミー賞®には、昨年の東京国際映画祭のクロージング作品として上映された『ゴジラ-1.0』が選ばれる等、海外でも我が国のコンテンツが評価されています。また、第76回エミー賞®では、日本人俳優が活躍した『SHOGUN 将軍』が史上最多の18部門を受賞し、輝かしい成果を残しています。
我が国のコンテンツ産業は海外売上高が5兆円規模となり、基幹産業になりました。2033年までには、海外展開を20兆円とすることを目標としており、国としてもしっかりと支援を進めてまいります。
最後になりましたが、第37回東京国際映画祭の成功と、日本の映画産業がますます発展することを心より祈念いたしまして、私からの祝辞とさせていただきます。
経済産業大臣
武藤 容治
東京都知事
小池 百合子
第37回東京国際映画祭の開催にあたり、映画を愛する全ての皆様に、開催地であり、本映画祭を共催する東京都を代表して、御挨拶申し上げます。
本映画祭は、世界中の優れた作品を国内外に発信する一大イベントです。関係者や映画ファンの皆様の御理解とお力添えを賜り、アジア最大級の映画祭として、数多くの才能あるクリエイターを輩出する舞台となってきました。皆様に、改めて感謝申し上げます。
私たちの社会を取り巻く環境は、大きく様変わりしてきました。相次ぐ戦争や深刻さを増す気候変動など、人類の将来を脅かす危機も高まっています。そうした中で、映画の持つ力は、私たちに感動や生きる喜びを与え、心に潤いをもたらし、人々の心のつながりを深めます。本映画祭を通じて、映画が紡ぎだす夢や希望が、持続可能で輝く未来を実現する推進力となってくれることを期待しています。
結びに、関係者の皆様の御尽力に深く敬意を表し、本映画祭の成功と今後ますますの御発展を心から祈念いたします。
東京都知事
小池 百合子