第37回東京国際映画祭へお越しいただき、誠にありがとうございます。

今年は、2019年以来4年ぶりの平常開催となった昨年に引き続き、歴史的に映画文化の根付いている日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で映画祭を開催いたしますが、上映作品の本数も昨年以上となり、海外からも多くのゲストを招聘し、企画的にも、日伊映画共同製作協定の成立を受けたイタリア映画特集や、新しく設立したウィメンズ・エンパワーメント部門など、盛りだくさんとなっておりますので、ぜひ、ご期待いただければと思います。

また、日比谷仲通りでのオープニングレッドカーペットも、今年はより多くの方々にご覧になれる形で実施いたします。

さらに、映画・映像のマーケットであるTIFFCOM2024の開催期間も東京国際映画祭の期間と重なりますので、双方の参加者が交流できるような工夫を凝らしたいと考えます。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

4年前に日比谷・丸の内地区に移転してきた東京国際映画祭は、地元の行政・企業の皆さまの協力を頂きながら、ようやくこの地区での市民権を確保しつつあり、今年も人気のレッドカーペットを拡充し、華やかに開催します。

アジアに位置する映画祭として、アジアを軸にしながら多様な世界との作品・人の交流を強めていきたいと考えます。

映画祭の使命のひとつである未来の映画人材の育成にも注力して参ります。

また、今年はウィメンズ・エンパワーメント部門を新設し、作品やシンポジウムを通じて、女性の活躍を後押しいたします。

皆さま方の温かいご支援を切にお願い申し上げます。