2025.03.07 [更新/お知らせ]
アジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」日本を代表する俳優・役所広司さん 第18回AFA「特別功労賞(Lifetime Achievement Award)」受賞

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アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、2025年3月16日(日)に香港にて開催される、アジア全域版アカデミー賞「第 18 回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)にて、俳優として40年以上国内外で幅広く活躍し、アジアのみならず世界的に俳優としての地位を確立している役所広司さんに、「特別功労賞(Lifetime Achievement Award)」を授与することを発表しました。
 
Yakusho Koji to Receive Lifetime Achievement Award
「特別功労賞」は、アジアの映画界において永年にわたり功績を残し、多大なる影響を与えた映画人を称える、AFA特別賞の最高賞です。日本人としての受賞は、第2回(2008)の山田洋次監督、第10回(2016)の樹木希林さんに続く、3人目、9年ぶりの受賞となります。他、本賞は、チャン・イーモウ監督(中国)、監督で俳優のサモ・ハンさん(香港)、イ・チャンドン監督(韓国)、ホウ・シャオシェン監督(台湾)、アン・ホイ監督(香港)などアジアの名だたる映画人が受賞しています。今回の「特別功労賞」は、役所さんの卓越したキャリア、そして物語を紡ぐことへの揺るぎない情熱を称えるもので、これまで築いてきた軌跡への敬意であり、これから広がる可能性への期待を込めています。
 
役所さんは、これまでに『十三人の刺客』(10)、『わが母の記』(11)、『孤狼の血』(19)、『PERFECT DAYS』(23)で主演男優賞にノミネートされており、『孤狼の血』と『PERFECT DAYS』で、トニー・レオンさん(香港)、イ・ビョンホンさん(韓国)と並ぶ最多、2度の最優秀主演男優賞を受賞しています。
 


役所広司さんコメント:
「第18回アジア・フィルム・アワードの特別功労賞受賞の報告を受け、これまでの受賞者の名前を聞き、その錚々たる顔ぶれに震えました。大変光栄に思います。この賞をいただき、残された俳優生活の中で、少しでも良い仕事ができるよう、励みます。ありがとうございました。3月16日、皆さまにお会いできることを、楽しみにしています。」


 
第18回AFAノミネートリストは、→コチラ
AFAの授賞式は、香港・西九龍(ウエストカオルーン)文化地区の【戯曲センター(Xiqu Centre)】にて2025年3月16日(日)に開催予定で、役所広司さんも授賞式に登壇を予定しているほか、前日の15日(土)の『PERFECT DAYS』上映イベントにも参加し、香港のファンと交流します。
 
AFAの授賞式は、AFAA公式YouTubeチャンネルでもライブ配信予定ですので、ぜひご視聴下さい。
youtube.com/@AsianFilmAwardsAcademy
 
<役所広司プロフィール>
1983年、NHK大河ドラマ「徳川家康」で織田信長役を好演し、脚光を浴びる。1995年に主演した『KAMIKAZE TAXI』(原田眞人監督)で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。1996年には『Shall we ダンス?』(周防正行監督)『眠る男』(小栗康平監督)『シャブ極道』(細野辰興監督)の3作品で国内主演男優賞を独占。また、東京国際映画祭で主演男優賞を受賞した黒沢清監督の『CURE』(97)、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『うなぎ』(97/今村昌平監督)、同映画祭 国際映画批評家連盟賞・エキュメニカル審査員賞を受賞した『ユリイカ』(01/青山真治監督)など、国際映画祭への出品作品も多く、数々の賞を受賞している。 また、2005年には『SAYURI』(ロブ・マーシャル監督)、続く2006年にはカンヌ国際映画祭で監督賞・エキュメニカル審査員賞、ゴールデングローブ賞 作品賞、米アカデミー賞 作品賞にノミネートされた『BABEL』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)に出演。2012年には紫綬褒章を受章。同年、NYジャパンソサエティよりCUTABOVE賞、ハワイ国際映画祭からはキャリア功労賞、2017年にはニッポン・コネクション(ドイツ)でニッポン名誉賞、シンガポール国際映画祭でもシネマ・レジェンド賞等多くの名誉ある賞も受賞している。2019年の第13回アジア・フィルム・アワード(AFA)では、特別賞 Excellence in Asian Cinema Awardと『孤狼の血』で主演男優賞をダブル受賞。また昨年の第17回AFAでも、『PERFECT DAYS』で2度目の主演男優賞を受賞している。その他にも、国際映画祭 フィルム・マドリッド(08・スペイン)では『象の背中』の演技で最優秀俳優賞、ドバイ国際映画祭(11)のアジア・アフリカ部門(『キツツキと雨』)やシッチェス・カタロニア国際映画祭(14・『渇き。』)でも最優秀男優賞、シカゴ国際映画祭(20)では観客賞のほか、2001年の主演男優賞(『赤い橋の下のぬるい水』)以来、19年ぶりに最優秀演技賞(『すばらしき世界』)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受ける。第36回東京国際映画祭のオープニング作品で、2023年に公開された『PERFECT DAYS』では第76回カンヌ国際映画祭 エキュメニカル審査員賞のほか、コンペディション部門において最優秀男優賞を受賞。また、第47回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞、第97回キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞(共に4度目の受賞)など、国内外の数々の映画賞を受賞し、アジアを代表する俳優のひとりとして活躍している。
 


 
アジア・フィルム・アワード (主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は2013年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っています。
アジア・フィルム・アワード公式サイトafa-academy.com

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