2024.05.17 [更新/お知らせ]
第37回東京国際映画祭 審査委員長、トニー・レオンに決定!

10月28日(月)~11月6日(水)開催の第37回東京国際映画祭にて、映画祭の顔となるコンペティション部門の審査委員長を香港の俳優、トニー・レオンが務めることとなりました
 
Tony-Leung
 
1980年代からキャリアをスタートさせたトニー・レオンは、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した『花様年華』(2000年)、ウォン・カーウァイ監督の『2046』(2004年)などで国際的な知名度を獲得。また、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したホウ・シャオシェン監督の『悲情城市』(1989年)、トラン・アン・ユン監督の『シクロ』(1995年)、アン・リー監督の『ラスト、コーション』(2007年)の3作品に出演。2023年、第80回ヴェネツィア国際映画祭で生涯功労金獅子賞を受賞。
 
昨年はワールドフォーカス部門で出演作の『2046』(2004年)を上映し、その上映後にこれまでのキャリアを振り返るマスタークラスを行っていただき、大変な好評を博しました。これ以外にも、『花様年華』(2000年)、『傷だらけの男たち』(2007年)、『レッドクリフ PartⅠ』(2008年)といった作品でも東京国際映画祭にご登場いただいています。
 
■コメント
トニー・レオン:

今年の東京国際映画祭で審査委員長を務めることを大変光栄に思います。日本は私にとって、いろいろな意味で身近な国であり、このような形で映画の祭典に参加できることは、私にとって大きなことです。香港で育った12歳の頃から、当時の日本映画の名作を観に行っていました。このような映画館へのエキサイティングな旅が、私にとって日本映画、人々、そして日本文化への大きな愛の始まりであり、その愛はどんどん大きくなっていきました。私は、審査委員長を務めるにあたって、この映画祭が驚きに満ちたとても楽しいものになることを期待し、また確信しています。私が望むのは、質の高い映画の大胆なラインナップで、ちょっとした冒険を味わえることです。審査について、私が『感じる』のは、審査員の仲間と私自身の感覚を信じることが、審査のプロセスに貢献するはず、ということです。
 
東京国際映画祭チェアマン 安藤裕康:
東京国際映画祭がアジアの映画祭としての存在感を高めようとしている時に、アジアを代表する映画人として輝かしい経歴を有するトニー・レオン氏に審査委員長をお引き受け頂いたことは、本当に喜ばしく、深く感謝しています。東京国際映画祭に過去何度か参加され、日本にも多くのファンを有するトニー・レオン氏の来日は、今年の映画祭を大いに盛り上げることでしょう。